WHO設立の憲章前文、「Health(健康)」を定義する文章の中でwell-beingという言葉が使われています。
世界保健機関憲章(1946年採択、1948年発効)
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会仮訳)
図解「さあ、みんなで、考えよう!ウェルビーイング」(富山県作成)より(別ウィンドウで開きます)
いきいきとアクティブに過ごす生活が幸せと感じる人もいれば、安心して穏やかに過ごす生活が幸せと感じる人もいます。
自分にとっての「良い状態」や「満たされた状態」(=自分のありたい姿、幸せ)はなんでしょうか?
自分にとっての幸せが
(1)自分自身で実感できていること(主観的)
(2)その実感が続いていること(持続的)
(3)一人ひとりそれぞれ異なる姿があり、様々な共通の要素が影響しあっていること(多様性・多面性)
「ウェルビーイング」という言葉だけではわかりにくいところはありますが、ウェルビーイングに繋がる要素をとらえると、その具体的な姿が少しずつ見えてきます。
図解「さあ、みんなで、考えよう!ウェルビーイング」(富山県作成)より(別ウィンドウで開きます)
幸せの実感、ウェルビーイングは人それぞれにあり、まさに十人十色です。まずは自分にとってのウェルビーイング、幸せとは何かについて思いを巡らせ、自分はどうあるべきか、と考えてみることが大切だと思っています。
一人ひとりが自分にとっての幸せを意識し「自分ごと」として考えることが、それぞれのウェルビーイングにつながる第一歩だと考えます。
富山県では、県民意識調査の結果も踏まえ、ウェルビーイングの指標を策定しました。
この指標では、ウェルビーイングを過去・現在・未来の総合実感、7つの分野別の“なないろ”実感、つながり実感から多面的・体系的にとらえています。
また、指標を花に見立て、ウェルビーイングの状況を視覚的にも分かりやすく表現しています。
ウェルビーイングに関する様々な情報を「さあ、みんなで、考えよう!ウェルビーイング(別ウィンドウで開きます) 」としてまとめ、掲載しています。
(※内容はウェルビーイング推進課が編集しているものであり、同課の見解等も含まれます。なお、参考文献等は各資料に記載しています。)
図解「さあ、みんなで、考えよう!ウェルビーイング」(富山県作成)No.1~8を抜粋
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WHO設立の憲章前文、「Health(健康)」の定義の中で使われた、“満たされた”状態としての「well-being」
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happinessは一時的な感情、well-beingは持続的な状態と捉えておこう
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「ポジティブ感情」「没頭・没入」「人間関係」「意味・意義」「達成」がウェルビーイングをつくる
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「全体性」を意識した、5つの要素からのアプローチ
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大規模な世界的調査から見えた、5つの構成要素
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「やってみよう」「ありがとう」「なんとかなる」「ありのままに」が長続きする幸せにつながる
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経済的な豊かさ=幸せではない成熟社会で、多様な価値観を持つ人々が求める「実感としての豊かさや幸せ」
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“自分らしく、いきいきと生きられる”一人ひとりの幸せの実感
図解「さあ、みんなで、考えよう!ウェルビーイング」(富山県作成)No.13~20を抜粋
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幸福度4位か、39位か。県民は幸せに気づいていない?
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ウェルビーイングを測る、現在のグローバル・スタンダード
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日本人は「つながり」不足?
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ステージは、幸福度から「ウェルビーイング」へ
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主観的・持続的・多面的なウェルビーイングに着目した初の県民意識調査
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色々な視点で見えてくる多様な姿と共通の傾向
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自分自身とつながりへの意識から見えてくる様々な姿と課題
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県民意識調査~そして指標策定へ
富山県成長戦略(2022年2月策定)では、ウェルビーイングを戦略の「中心」や「全体に通じる考え方」と位置付けています。
「幸せ人口1000万人~ウェルビーイング先進地域、富山~」をビジョンに掲げ、富山県の新たな成長を目指しています。