取組み内容

農業×IoT、AI技術。 100年先も発展する米作り。

株式会社笑農和

  • 心身の健康
  • 経済的なゆとり
  • 安心・心の余裕
  • 自分らしさ
  • 自分時間の充実
  • 生きがい・希望
  • 思いやり
  • つながり

ウェルビーイングに取組むきっかけは?

当社は農家の長男であった下村豪徳(代表取締役社長)が2013年に起業したスタートアップ企業で、現在は米作りにおける“水管理”のIT化をメインとしたコンサルティングを行っています。
下村は前職のIT企業で勤める傍ら、高齢化に伴う耕作放棄地の増加、担い手不足の問題を肌で感じ、このままでは美味しいお米が食べられなくなると危機感を抱きました。
その課題を解決するために、自らの技術や経験を活かせるのではないか、そんな思いで起業するに至りました。
当社の技術により農家の方の負荷を減らし、農業経営が発展できるよう、同じ志を持つ農家の皆さんを支援しています。
「100年後も美味しいお米を食べられる未来へ、孫世代に産業として確立された農業を残す」、それが当社の願いです。

わが社の、ウェルビーイングの取組み

当社はスマート農業のなかで、水稲栽培における“水管理”に特化しています。
水管理は、米作りにとって不可欠な作業で、農家の方は多い時には1日2~3回も田んぼを回り、水門をチェックし、調整を行っていらっしゃいます。
田植えから稲刈りまでの期間中、毎日この作業は必要で、田んぼ作業の25%を占めるほどです。
この水管理をDX化し遠隔で、しかも若い方に身近なスマホ操作に、また水位や水温制御も自動化したのが「paditch(パディッチ)」です。
実際に導入された農家の方は、広大な田んぼを見回るという重労働から解放され、収穫量も増えたとおっしゃいます。
さらにAI技術によって、農家の方の経験や勘に頼っていたおいしい米づくりのための水温や水位調整のノウハウもデータとして蓄積され、後継者に引き継ぐことが可能です。
効率的においしいお米づくりができれば、おいしいという付加価値によって、収入も上がり、圃場面積も増やすことができると思います。

「100年先も発展する米作り」同じ理想をもつ仲間との挑戦

とはいえ、導入時のコストも大きいこともあり、実績や理想の実現には道半ばです。
「100年も美味しいお米を」という当社の理念に共感し、集まった仲間は、若い方も多くエネルギッシュで、いきいきとしています。
困難な壁も、理想を同じにする仲間と、一生懸命、試行錯誤を繰り返すことで乗り越えられます。
そして何よりも、農家の方に喜んでいただけたとき、成果を感じたときの達成感は何にも変えがたいものだと感じています。

今後のウェルビーイングアクション

水門管理のフルオートマチックセンターを富山に作りたい。
蓄積したおいしいお米づくりのためのデータを活用し、日本全国・世界各国の水管理をアウトソーシングできる管理センターの構築のために奮闘しています。
また、水田からの温室効果ガスが削減できるようなGX化への付加価値も提供し、農家の方のシステム利用負担をマイナスからゼロに、そしてプラス(収益)になるよう様々な支援によって、米作りの未来に貢献できるようこれからもブレずに、チャレンジを続けていきたいと考えています。

取組みに関連して取得している認定等
  • 富山県「T-Startup」選定(令和4年度)
所在地
〒936-0053 富山県滑川市上小泉1797-1
電話番号
076-482-3998
Webサイト
https://enowa.jp/

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