2025年4月23日 お知らせ イベント情報
3月17日「ウェルビーイング経営ミーティング@とやま」を開催しました!
県内企業の経営者や役員らが先進的な取り組みについて学ぶため、「ウェルビーイング経営ミーティング@とやま」を開催しました。
当日のミーティング内容についてご紹介します!
開催概要
◆開催日:2025年3月17日(月)13:30~15:20
◆会 場:富山県民会館 304号室(富山市新総曲輪4-18)
◆プログラム:
基調講演(13:30~14:35)
「働きやすさから働きがいへ~Well-Being経営の実践事例」
ワークショップ(14:35~15:15)
※基調講演の感想や自社でできる取組みについて話し合い
講評(15:15~15:20)
講師
河辺 恵理さん
SCSK株式会社執行役員人事分掌役員補佐(DEIB・Well-Being推進担当)
住商コンピューターサービス株式会社(現SCSK株式会社)入社。流通・金融等の大企業向けシステムの開発から営業、プロジェクトマネージャー、ライン職を歴任。2013年4月より人事部門にて「働きやすい やりがいのある会社」づくりを担当。D&I・女性活躍、ワークライフバランス、人材開発・キャリア支援、健康経営等の様々な施策を推進。16年4月より流通部門、18年4月より商社・グローバルシステム事業部門本部長を歴任。23年4月より人事部門へ再び異動。24年より現職。Well-Being推進を担当。
基調講演内容
SCSKは働き方改革を出発点に、2012年から人的資本経営に取り組み、社員を大切にすることを最優先にした経営を推進してきました。23年からは人材価値最大化を掲げ、社員が働きやすさだけでなく働きがいを実感できる会社を目指し、ウェルビーイング経営を実践しています。
働き方改革を始めた当時、 24時間365日システムが稼働しているIT業界では長時間労働が常態化し、当社も例外ではありませんでした。しかし当時の社長が、本来はインテリジェンスを発揮すべきIT業界において、社員が疲弊した状態ではこれ以上の成長は望めないという危機感のもと、高負荷労働をやめて社員の健康を守る取り組みが必要であると経営の舵を切りました。全役職員の残業時間を月20時間以下、年次有給休暇100%取得を目標として多様な施策を講じました。経営トップと組織が本気で取り組み、組織インセンティブなどの仕組みで実効性を持たせ、社員が主体的に取り組む仕掛けで意識が変革しました。働き方改革は成果を出すのに3年かかりましたが、その後の健康経営やダイバーシティ、人材育成の推進に繋がっています。
働きやすい環境が実現してから10年がたち、成長や働きがいを感じられない「ゆるブラック」という言葉もでてきています。働きがいには、事業戦略の中で社員が思い切り活躍し、成長できる環境が必要です。今、SCSKの取り組むウェルビーイング経営では、働きやすさとやりがいや未来創造を含めた独自のウェルビーイング指標を創り社員の実感値を可視化し、組織で主体的に取り組むウェルビーイングサイクルを推進しています。また、中期事業計画では事業戦略と人材戦略を連動させた社員のキャリア開発や業務アサインメントを社員の成長意欲や能力発揮につなげています。このようなウェルビーイング経営の実践が、当社の価値創出の原動力になっています。
動画公開中!
基調講演アーカイブ動画を配信していますので、ぜひご覧ください!